漬け始めて一ヶ月程度が経ち、梅雨明け頃に、晴天が続きそうな日を選び、梅を干しましょう。
3~4日干すのは大きめの梅(2~3Lサイズ)を想定した日数になります。漬け上がった梅を軽く水洗いをしてザルに移します。土台の上にザルを乗せ風通しを良くします。
■1日目はザルに梅を間隔を開けて平らに並べ日光に当て干します。できれば一日に一回梅を裏返しましょう。皮が破れやすいので裏返し作業はやさしく行ってください。暑い日中に無理に裏返そうとすると皮が破れることがありますので、夕方や翌朝でもかまいません。ザルは夕方になる前に屋内に取り込みます。ふっくらと仕上げるため1日目のみ梅酢の入った容器に梅を漬け戻します。(※必ずしも梅酢に戻す必要はありません)
■ 2~4日目日中は1日目と同様に干し、今度は夕方前に取り込まず、そのまま夜も干したままにして夜露にあてます。万一の雨に備えて夜間は屋内か屋根のある場所に移動させておきます。自分の好みの乾燥具合になったところで取り込みます。しっとりめが良ければ朝に、乾きめが良ければ夕方に取り込みます。
【ポイント1】
土用干し中に、天候が雨や曇りになった場合湿気はカビの原因にもなりますので、外に出さず屋内で保管しましょう。
【ポイント2】
梅干のサイズによって干す日数を調整してください。小さい梅(小梅)は2~3日ほど、大きい梅は3~4日ほどが目安です。
【ポイント3】
梅干の表面に白いものがついているカビではないかよく観察してください。大体は塩の結晶が固まったものと考えられます。