平素は「熊平の梅」製品をご愛顧賜り誠にありがとうございます。

 

テレビや新聞等でご存じかと思いますが、和歌山の梅産地は、令和 5 年の年末の暖冬により通年より開花時期が早く、未成熟の花が多かった影響で、今まで経験したことのない凶作と、3月20日の紀南地方広範囲にわたり降った雹（ひょう）の被害で、元々少ない実の半数以上に傷が付く甚大な被害となっております。
また暖冬により越冬した、カメムシによる梅の実への被害が更なる追い打ちをかけることになり、災害級の凶作になっております。
梅干の漬込量は平年の約 3 割で、そのうち半分は規格外品と見られ、一般梅干商品となる原料は平年の 3 割未満の見込みです。

このような事情により、梅干原料は逼迫し価格も高騰しており、紀州産梅干の価格改定は避けることが出来ない状況であります。
さらに電気代高騰、今年の 9 月からは包材資材等も値上げもあり、弊社もなんとか価格の現状維持を続けてまいりたいと努力しておりましたが、令和 6 年 11 月 1 日より価格の改定をお願いしたいと存じます。
何卒、ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。

また上記の被害により、規格外品が多くなってしまい、通販で販売する梅干が来年にはなくなる可能性がある危機的状況でございます。
このような事情により、綺麗な梅干がかなり少ない状況になりますので、贈答用商品（んめ、毬乙梅、梅草子、梅の邑、梅こぶ茶詰め合わせ、熊平の樽梅、めおと梅）以外には少しキズがある梅干が入る可能性がございます。

今より一層、誠意を込めて梅干づくりに邁進してまいります。
今後とも、「熊平の梅」を何卒宜しくお願い申し上げます。